なにを 隠そう
君がため
なにを 隠そう
僕がため
愛し君
愛らしき
忘れじの君
何を隠せば
語るに足るる我が心
なにを 隠そう
君がため
なにを 隠そう
僕がため
―――また逢ったらの間隔がバレやしないか
―――仕事で逢ったとつけておこうか
―――「だよ」と語尾を変えておこうか
―――「くん」をつけて距離をおこうか
なにを 隠そう
君がため
なにを 隠そう
僕がため
愛し君
愛らしき
忘れじの君
―――アイドルらしくないアイドルとあえてみんなにわからせてしまおうか
―――ふたりきりではなかったことにしてしまおうか
―――「さん」をつけて距離をおいてしまおうか
―――いつかまた、必ずいつか見せてあげる。この気持ちはどこにしまってしまおうか
愛し君
愛らしき
忘れじの君
なにを 隠そう
君がため
なにを 隠そう
僕がため
−−−君想う我は 隠せずに
隠しているがごとく
隠せているがごとく
隠し、隠し
綴り、綴り、
なにを隠そう彼の人はと
人問わずとも
愛しい愛しい君の名を
星、仰ぎ見るたびに君想う
星、仰ぎ見るたびに君想う
.