2010年04月04日

的確なビミョー表現。


―――午後3時。


   
念力を済ませて15分後。
階下から立ち昇る甘い香りに私の心は浮き立った。
トントンと軽快に足取り軽く下る私はその香りの正体へまっしぐら。





キッチンではフライパンの底を濡れ布巾に押し当て粗熱を取る作業で
母がフライパンを操っていた。





そう、そこに広がる香りの正体はホットケーキ。





私「食べるーー!!!」
母「・・・・。」




 

返事が無い。
不思議に想いながらふとテーブルを見ると
1枚、すでに焼きあがって少し切られているホットケーキがあった。


そのホットケーキの切り口を見て
私は目を見張った。




20100404.jpg







鼻おかしくなったのかと思った。



私「かーちゃん・・・これなに?」
母「キャベツ。」





 




何故?








 

何故入れた。
鼻がおかしくなったのかと思った。
香りはホットケーキなのにその風貌は完全にお好み焼き。





私「え?え?ホットケーキミックスよね?!」

母「うん・・・・。」
私「なんで(入れたの)?!」




母「安かったから。」





 

―――眩暈が。





憎い。
もう母を責めるよりも春キャベツをお安く売り出していたスーパーが憎い。







 

私「え?うち、小麦粉あったでしょ?」
母「あるわよ。」
私「出汁汁とか山芋とか入れたの?」


母「ううん・・・牛乳と卵。」






あぁぁぁぁ・・・・
前言撤回。あんたが悪い。





そのホットケーキ感覚は守ったのか。
そうだよね。
この匂いはそのままのケーキ臭。


母「山芋が無かったからふんわりするかなとおもって。」





そういう問題か。


母「さっき味見したのよ・・・・
  こういうのなんていうのかしらねー・・・・えーと・・・・ビミョー・・・・・?」



 

これ以上無い「微妙」という表現用法をマスターしたね、母ちゃんおめでとう。
いやいや、知らんでいいです。


濡れ布巾で焼き色気にする必要無いと思いますよ。
なんでか焦げてるし。(焼きながらもちょっとこれは違ったかなと動揺したか?ん?)





で、
食べてみた。


あぁ・・・
母ちゃん正しいなー。

うん。
わかるわ。



 

微妙。



 

ホットケーキだから甘くてふわふわなのに
キャベツ。






せめて春キャベツだったのが功を奏した。
キャベツの甘みが少しホットケーキに寄り添ってる。






腕組みしました。






これ、どっちに傾けた方がいいのかなー。
ソースかけてお好み焼きだと思い込んだ方がいいのかなー。
蜂蜜とバターでホットケーキだと思い込んだ方がいいのかなー。





結果。






ソース勝利!!!  わーわー!←歓声







お好み焼きって偉大。

好みの問題かもしれないがソース強し!!
触感を錯覚を補うにはやはりここはソースだった。
ありがとうソース・・・・・!!









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posted by . at 17:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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