2015年03月15日

御手洗シリーズ3冊読んだ。(本文:ネタバレ回避/警告後追記はネタバレ有)


占星術殺人事件
斜め屋敷の犯罪
異邦の騎士


3冊読みました。
UFO大通り/傘を折る女は昨夏に読了済みなので御手洗シリーズを実質4冊読んだことになります。




まずネタバレを避けて感想。
占星術殺人事件。


冒頭が読み辛いことよりも
このくだりがいつまで続くのだろうかという不安が先にきた。
会話劇になってやっと解放された気になるほど。
トリックの評価は元よりその綿密さにまず驚くことから御手洗シリーズの幕を開けた印象です。


そんな中、ちょっと気になることがありましてね・・・
改定版を読んだのですが
話の折りに2度
ここからどうなるかわかるかな?
これはどういうことかわかったかな?
読者への挑戦状だよ
そんな言い回しのしまそー先生の一文が入ってるんですが
あれは必要・・・?


その世界にのめりこんでたのにふいに読者と呼ばれ
現実に戻されてすごく気になりました。
読み比べてないけれど
改定版じゃなかったらあの文章は入らなかったのだろうか。


読んでいる私としては
自分が登場人物よりも先に謎を解きたい気持ちがあるのではなくて
物語として御手洗さんがどうやって解くのかを見たいので
自分自身はその世界の中にいらないんですよね・・・。

なによりそんなに煽られなくても
読者はその優越感とか判らない戸惑いとかを感じながら読める文体だと思うんです。
しまそー先生の文章って。
御手洗さんや石岡くんがそれをちゃんと生き生きと伝えてくれてる。
ちょっともったいない感じしました。


あの文章が入ってないのを私はオススメするかな・・・



次に斜屋敷の犯罪。
占星術を経てこの構成に慣れたおかげで
テンポ良くとは言い難いが読みやすくはなりました。
占星術を経てというところになることで
やはりこの流れで読んでいて正解かなと。


そして異邦の騎士。


この一冊は終盤に至るあたり辛くて。
部屋の隅に本置いて対局線の部屋の隅で膝抱えて泣いちゃいそうになるくらい辛かった。
一年前の自分に逢えるなら、
理由はあとでわかるからいいからとにかく御手洗シリーズを今読んでおけと言いたいくらい。
石岡くんが光一さんだと知る前の自分に読ませたかった。
読んでまず、そう感じた。


4冊目でドラマも見てからのこの異邦の騎士は辛い・・・・。
御手洗シリーズファンの人達は、この異邦の騎士を読んでしばらくどんな面持ちでいらしたことだろう。


ただここにきて、この辛さが良い意味で作用したことがありました。
それは石岡くんと光一さんの乖離現象が自分の中で始まったこと。
こーちゃんが石岡くんということを知って
ドラマを見て心の片隅でどうしてもこーいちさんでその姿を描いて同化して見てしまっていた無意識の3冊(実ドラマ含めれば4冊)
からのそれはまさに驚きでした。
こーちゃんがこの世界への入口だったから
その無意識は仕方ないと自覚していていつまでもこのままなのかなと少し不安になるところでもあったから
これは本当に嬉しい誤算。


物語の内容にリンクしたのではなくて(ネタバレになるので言えないけど)
前述した
「石岡くんが光一さんだと知る前の自分に読ませたかった」
という感情に支配された後にもう一度また読みかえすと
鮮明に石岡くんの自我がちゃんとそこに描かれてて
自分の中で消化しはじめるとこーちゃんとズレが見え始めたんです。
石岡和己が石岡和己としてぐっと胸に突き上げてくるんです。


本を閉じてから
こーいちさんはこれどうやって演じるだろうとか受け止めるだろうとか
この異邦の騎士を読んだ上だと相当変わってくるな・・・とか考え始めることになり
石岡和己と堂本光一が重ならず寄り添いあう、そんなイメージが生まれました。


そして石岡和己自身にあらためて興味が湧いた。
御手洗さんも1冊1冊読むごとにくるくると佇まいを変えてくるのでどんどんその引力増してくる。


こーちゃんに何度でもこの役つとめてもらいたい。
俄然これまで以上に支援しようというやる気が出ました。

しっかり御手洗シリーズ追いかけてみようかなと想います
とてもワクワクした気持ち。



次はなにを読もうかな。
















*********
以下はちょっと異邦の騎士のネタバレ含む感想。
読んでない方は以下は読まずに戻ってね。













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posted by . at 06:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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