
―――僕は重ねる、二人の記憶。
―――私は巡る、二人の記録。
な・・なんだ・・・
このきんきときんきヲタのような関係性のキャッチフレーズ。
と、最初は思っていたのです。
実はそんな少し不純なきっかけで見始めたアニメ、一週間フレンズ。全12話。
実際はそんな私の一瞬考えていたようなイチャコラアイドルとそのヲタ物語ではなく
一週間、毎週日曜日の夜に友達の記憶がリセットされてしまう藤宮香織とそのクラスメイト長谷君の物語。
長谷君は月曜日に繰り返し「ぼくと友達になってください」と頭をさげることからはじまります。
このアニメが
毎週毎週、来週が楽しみで仕方なかったのです。
甘酸っぱくて
切なくて
ぎゅっと痛くて
藤宮さん天使。
むしろ長谷くんが天使。
沙希ちゃんも天使。
桐生君に叱られたい。←
忘れちゃうってことを意識する二人が紡ぐ全部にひとつひとつに
意味があってキラキラしてて
まっすぐで
泣ける
普通に生きてるとふとした瞬間にも
こういうのに意味があるのかなとか
そういうの考えてしまいがちで
そんなものこうだからに決まってるって決めることで元気を保とうとするんだけど
それは時に自分に言い聞かせてるような部分って誰しもあって。
そういうの考えてばかりな自分に気づいたりもして
物語後半には彼らもいろいろと想い悩んでいく展開になるのですが
まっすぐさなりの描き方がまた響いたし引き込まれたのかな。
メインの二人の声優さんもほぼ新人といっていい初主役・初ヒロインだったことも手伝ってなんの先入観もなく見られたことも大きかったです。
その気負いもいい意味で一生懸命な感じがまさに主役二人にのっかって見ていてすごく
なんというか・・・気持ち良かった。
爽やかさとまっすぐさが気持ち良かった。
藤宮さんが歌うスキマスイッチのEDもすごく合ってて
シーンやアングルひとつでも近づく距離感とかためらいの感覚とか漫画では補えない部分がとても丁寧に描かれてました。
上手いわ・・・ブレインズベース・・・←制作会社。(近年の代表作:デュラララ/夏目友人帖・・他)
―――僕は重ねる、二人の記憶。
―――私は巡る、二人の記録。
やっぱこのフレーズ好きだな。
今の気持ちと一緒に大事にしまっておこう。
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